高槻病院の受付の窓口から、小児科はすぐでした。
小児科で受付をすると、
「小児脳神経外科はライオンのお部屋です」と言われました。
脳神経外科…。
その言葉で、ほんとうに「脳外科」に来たんだなと思いました。
「付き添いの方は?」と聞かれ、
「担当してくださっている助産師さんです」と伝えると、
看護師さんは少しきょとんとされました。
助産師さんが付き添いで来られたことは初めてとのことで、
どこかに確認をとられていました。
感染症による入室の厳重さは感じていたので、
「家族以外は診察室への入室お断り」と言われるかと思いましたが、
「宮川さんは家族のような存在なので、必ず一緒に入ってもらおう!」
と意気込んでいたら、
特に何も言われず、「どうぞ」と言われ、またわたしは安心しました。
ライオンの隣の部屋は、プレートを見ると、二分脊椎症、水頭症が専門のようでした。
その部屋の前には、ベビーカーに乗った赤ちゃんとお母さんが待機中で、
看護師さんと「まだ、寝ています」とお話をされていました。
その時はわかりませんでしたが、後から考えると、
睡眠導入剤で眠らされた後だったのかもしれません。
いろいろな疾患を抱えた赤ちゃんが、ここに通っているのだなと感じました。
待ち時間は5分ほどで、すぐに診察室に呼んでもらえました。
担当してくださったのはグレーのセーターを着た男性の先生でした。
診察室の中には、グレーのセーターを着た男の先生がいらっしゃいました。
朱茜の体重や身長を測ることはされなかったので、
紹介状を持って専門病院に来たことを、感じました。
出産の状態を聞かれると、
宮川さんは専門用語を交えながら、
テキパキと答えてくださいました。
とってもかっこよくて、
そんな先生が私たちのためにわざわざ京都から付き添ってきてくれるなんて、
わたしは「えっへん」という気持ちになっていました。
実際赤ちゃんの頭の形は、出産の経過も影響をするようなので、
宮川さんが必要な情報を端的に答えてくださるのは、
非常にありがたいものでした。
また生後1ヶ月の過ごしから、その後の経過も
宮川さんが男性の先生が求められる情報を手際よく答えてくださいました。
実際、宮川さんは「my助産師」をいう仕組みの必要性をお話されていた先生で
わたしはまさにmy助産師の恩恵にあずかったと思いました。
私が答えたのは、兄弟姉妹、家族で同様の症状はないか?という
質問でした。なかったので「ない」と答えました。
頭蓋骨縫合早期癒合症は遺伝もあるそうですが、
他は原因が不明とのことでした。
男の先生は朱茜の頭を触診され、
この後はお時間はあるか、あれば検査しましょうとのことで、
レントゲン、CT撮影の説明になりました。
男の先生は、赤ちゃんの頭部をレントゲン撮影で放射能を
心配する人もいるが、1回の撮影では大きな問題はないし、
それよりも撮影する必要性の方が高い、と説明くださいました。
そのことは2週間ほど前に星野先生にすでに相談しており、
電磁波の影響を強く問題視される星野先生からも
同様の説明をいただいていたので、私にとっては不安はありませんでした。
看護師さんに
「のちほど声をかけますので、外でお待ちください」、と言われ、
診察室を出ると、朱茜がぐずり始めました。
おくるみをかけて授乳をすると、朱茜はすぐに目を閉じました。
道中、ものすごくはしゃいだので、いつもとは違うタイミングで眠くなったようでした。
宮川さんは「朱茜ちゃん、かしこいな~~」としきりに
おっしゃっていました。
というのも、CTを撮る際、じっとしていない赤ちゃんは
お薬で眠らされるとのことでした。なので、このタイミングで
寝てくれたらお薬は飲まなくていいだろう、とのことでした。
先々を読んで、状況を説明してくれる宮川さんに、
わたしは終始、安心の気持ちでいれました。
お昼寝を始めた朱茜を抱いてレントゲン室の前に移動し、
20分ほど経って朱茜が深く眠ったところで、CT室のベッドに入りました。
ただし、ベッドに寝かせた瞬間、いわゆる背中スイッチを
押してしまって起きてしまい、泣いてしまいました。
で、そのタイミングでの撮影は断念。
再び廊下に戻りました。
すっかり目覚めてしまった朱茜。
寝ないので困っていたら、技師さんお二人が廊下にきてくださり、
いろいろ相談されて、朱茜がご機嫌なところをみて、再度CT室に入室。
朱茜を寝かせたとこに
放射線技師さんがうまくあやしながら撮影をしてくださいました。
そして撮影室からまた診察室に戻りました。
診察室の廊下で名前を呼ばれるのを待っている時、
宮川さんが
「この病院、すごく赤ちゃんへの対応、慣れてるし上手だと思うよ。
さっきの技師さん、『赤ちゃんを押さえつけて写真を撮ればいい』って、
言ってたけど、あんな風になかなか言えないから。」
と言ってくださいました。
私は、「赤ちゃんを押さえつけて撮る」という言葉、
わたしもたしかに聞いていたけれど、
それが「赤ちゃんへの対応、慣れてるし上手」という事
には結びつきませんでした。
何かと解説してくれるmy助産師宮川さん、
本当に本当にありがたい存在でした。

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朱茜の頭蓋骨縫合早期癒合症の治療記録は、
母であり治療家としての、成長と学び、
同じ悩みを持つお母さまの参考、そして希望につながればと思い、
残しています。
読んでくださり、ありがとうございます。




