朱茜が生後2〜4ヶ月頃、
私は助産院によく行っていました。
宮川さんにお尋ねしたいことがあったり、
赤ちゃんの会などで、
いろんな赤ちゃんや産後ママさんとおしゃべりをするのが、
私の幸せな時間でした。
そこで宮川さんにお会いして、
宮川さんが朱茜を抱っこして、
「しっかり成長をしているね」
「かわいいね」と言ってもらえることが、涙が出るくらいうれしい時間でした。
そんな幸せいっぱいの9月。
朱茜が生後3ヶ月のある日、
その日も助産師さんや産後ママさんと交流して、
助産院から帰ろうと思っていた時に、
宮川さんから「ちょっと」と呼び止められ、診察室へ案内されました。
「なんだろう?」
診察室で話すことなんて滅多にないので、不思議に思いながら入ると、宮川さんから、
「朱茜ちゃんの大泉門が閉じていることが気になっている」
「先月から気になっていて、今日もやっぱり気になったので、お伝えしました」
そう言われました。
私は、「大泉門?」と思いながらも、
宮川さんがただ朱茜と遊んでくれているようにしか見えていなかった中、
大専門の開き具合、という細かいところまで見てくださっていたことに、
まず感動しました。
大泉門とは、
赤ちゃんのおでこのあたりにある頭の骨の隙間のことです。
通常は生後2年ほどかけて閉じていく場所で、
生後1年くらいの赤ちゃんまで、
まだ骨ができきっておらず、
あまり触らないように、言われている場所です。
私は、大泉門が早く閉じるという発想自体がまったくありませんでした。
そんなことは考えたこともなかったので、
一瞬キョトンとしてしまいました。
朱茜は、まだ生後3ヶ月なのに、大泉門が閉じている。。。
確かに、それは異常なことでした。
「じゃあ、どうしたらいいんですか?」
「病院に行ったほうがいいんですか?」
そう聞くと、宮川さんは、
「病院に行くとしたら、脳神経外科かな」
とおっしゃいました。
私は、朱茜を産んでからは病院へ行ったことはありませんでした。
「脳神経外科」という言葉を聞いて、
「脳神経外科」なんていう難しそうな専門分野、朱茜と関係あるなんてありえない、
と思いました。
「脳神経外科ってどこにあるのですか??」
「赤ちゃんでもみてもらえるんですか?」
と聞きましたが、宮川さんも専門外 なので、
なかなか解決につながる会話はできず。。。
どうしたらいいんだろう――。
そんな気持ちのまま、「夫と相談します」と伝えて、その日は助産院を後にしました。
・・・・
朱茜の頭蓋骨縫合早期癒合症の治療記録は、
母であり治療家としての、成長と学び、
同じ悩みを持つお母さまの参考、そして希望につながればと思い、
残しています。

次の投稿(誰もわからない「大泉門が閉じている」<3>)はこちら
読んでくださり、ありがとうございます。






