胎嚢の赤ちゃん

<やっぱりそわそわ>
独身時代、好きな人すらもいなかった時期から、
冷えとり、温活などなど体作りをしてきた私。
(詳しくは1、冷え性に向き合うなどなど。
私の体のリズムは月の満ち欠けとぴったりだったので
普段は満月を過ぎた1、2日目から生理が始まっていました。
今回は3月31日が満月でしたので、
4月1、2日には生理がくるはずでした。

けれども生理は来ず、代わりに来たのは身に覚えのない吐き気。
普段通りに台所をするものの、
ムワムワとした吐き気に「これってつわり?」という思いが頭から離れない。
子どもを望んでいた私ですが、
いざ「妊娠した?」と思うと、
喜びとともに不安も一緒に感じ、頭がいっぱいになっていました。

吐き気が2、3日続いたと思えば、
次に感じるのは骨盤の広がり。(詳しくは妊娠2ヶ月:骨盤が広がって妊娠生活スタート
この感覚は本当に不思議で、
自分の体が「妊婦使用」に組み替えられているようでした。
そして日曜日、お出かけ先でドイツビールを1瓶飲んでみたのですが、
これが美味しくない。それどころか頭痛を感じる…。
お酒大好き、ビール大好き、自他共に求める酒豪の私。
そんな経験は初めてで、いよいよ妊娠を確認していきます。
とともに、これから2年間弱、お酒が飲めなくなるのかぁと、
残念でもありました。

週が明けて、助産師宮川さんに初めて連絡し、(詳しくは妊娠2か月:助産師の宮川さんとの出会い)今後のことを聞きました。

「まずは産婦人科を受診してね。
でも今すぐ行っても二度手間になるから、
産婦人科の受診は再来週でいいよ」、と言われたものの、
妊娠したかどうかが気になり、目の前のことが手に付かない。
妊娠の確信があったものの、
わかりやすい形、客観的な形で、その「証」が欲しかったんだと思います。

そわそわする私を見かねたキョウちゃんが
「明日、産婦人科に行こう」と言ってくれ、
ひとまず受診することにしました。

<胎嚢が見えた>
4月12日、宮川さんに教えてもらった産婦人科を受診することにしました。
神社のすぐそばにある医院で、
ベテランのおじいちゃん先生が主に診察をされています。
初診の問診表を書いて受付に渡して、
診察の順番が来ると、まず内診室に案内されました。
そこにあるのは内診台。
「これに座るのかぁ」と気乗りしないままに座り診察。
子宮内部のエコーの検査が行われました。
エコーの検査の最中はもちろん気持ちがいいものではなく。
ですが目の前に映し出された映像に、
それにしてもあの内診台。本当にどうにかならないものか。
内診台がなければ、産婦人科の受診が楽しい場所になるのになぁ。

<母子手帳のもらい方>
内診後は問診。
お医者さんの話を聞きます。
言われたことは
「胎嚢が確認できたので、妊娠です」
「心音が確認できないので2週間後に来てください」
とのこと。
どういうことかというと、
妊婦になったら、区役所で母子手帳をもらう必要があります。
(貰わないっていう選択肢ってあるのかな?)
妊婦健診や生まれた後の健診には、ずっと母子手帳が必要で
健診には母子手帳に付属した受診券を利用します。
受診券を使用しない健診も可能だけれど、
それだと受診券1枚分の3000円を実費で払わないといけなくなります。
母子手帳を発行してもらうには、多くの場合、
医療機関で発行された妊娠届出書が必要になります。
妊娠届出書には胎児の心音が確認されていることが必要。
4月12日の妊娠6週目ではまだ心音が確認できなかったので、
妊娠8週目以降に再度行くことになりました。

ちなみに、これは宮川さんに電話で教えてもらっていたこと。
診察料金や診察時間を節約するなら行かなくてもよかったけれど、
エコーを見て、自分の体の状態を知ることができて、
安心することができました。

<エコー写真が宝物>
今回の診察で、初めてもらったエコー写真は「胎嚢(たいのう)」の姿。


子宮の壁に受精卵が着床した場所に楕円形の袋があります。
これが胎嚢で、簡単に言うと胎児が育つ袋のこと。
この中で赤ちゃんが成長していきます。
この写真では見えないけれど、
もう少し経てば丸い輪状の卵黄嚢や球体の胎芽が写るようです。
これが大きくなると胎児になり、心拍として確認できます。
胎嚢が確認できるのは、妊娠5―7週目くらい。
胎嚢の大きさは21.5ミリメートル。
まだ赤ちゃんの形もなく、心音も聞こえない、
この時期だけの姿です。

1ヶ月、ないし2週間に1回のペースで、エコーで検査をすることは
電磁波など、何かしらの問題点があるのかもしれません。
といっても、エコーの写真はとても嬉しい。
つわりがしんどくても、内診台がいやでも、
エコーを通じて赤ちゃんに出会えるなら、余裕で頑張れる!
今でもエコーの写真は宝物です。

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