〜妊活さん、妊婦さんの栄養・整体のサロン〜

かのこへのタッチング

<新米お母ちゃんの不安>
かのこが生まれて2ヶ月経ち、
出産、産褥のバタバタが落ち着いたこともあってか、
周囲のことに、目がいくようになりました。
とともに、心配事も出てきました。
具体的には、
・泣く時の反りが激しい(両手を上げて、体全体を仰け反って泣く)
・むきぐせがある(いつも右を向いている)
という2点が心配材料でした。

そこでタイミングよく開催案内がきた
ディベロプメンタルプログラム(DPプログラム)の3月コース。
ほぼ毎月開催されている子どもの発達を促すプログラムで、
週に1回の1ヶ月間、タッチングという、
赤ちゃんへの指圧やマッサージを
学ぶプログラムです。
私の心配材料を主催者のみきさんに少し相談すると
「ぜひ来て^^このプログラムは早く知れば知るほど良いよ」と言われました。
その時点で詳しい内容は聞かなかったのですが、
3月コースに、やがて生後3ヶ月になるかのこと参加を決めました。

<安心感とかのこの成長>
プログラムは合計6時間という短時間でしたが、
終了時には良質な学びとともに、
新生児の子育てに対する安心感をいただきました。
会の参加者は私を含めて4組。
ベビーマッサージに似ていますが、洋服は着たままです。
ミキさんは鍼灸師でもあるので、ツボや経絡の説明を聞きつつ、

具体的なタッチングを学びました。
習ったタッチングは①フロント②バック③サイドの3パターンで
月齢に即したタッチングがあります。
私の心配事をみきさんに相談すると、
「かのちゃんは、体の中心を知ればリラックスできるかもしれないから、
フロントパターンを重視してやってみてね」と言われました。

その日から毎朝、かのこにタッチングをしました。
タッチング中は総じて機嫌が良く、とくに肩を優しく押した時は、
ほぼ毎回、満面の笑顔で笑ってくれました。

毎朝のタッチングのおかげかどうかわかりませんが、
すぐに反りはおさまり、向き癖もなくなり、
かのこのご機嫌な時間は増え、
いつの間にか、私の悩みは忘れてしまいました。

さらにその後の変化ですが、
タッチングを初めて1週間くらいで寝返りをうちました。
うつ伏せ体勢もお気に入りのようで、
肘を使って上手に体を支えていました。
1ヶ月経った今は、時々首を高く上げ、、
「物を見たい」という欲求に、体の動きが伴っているようでした。
早い成長が良いとは全く思っていませんし、
むしろハイハイの時期を長くとり、
立ち上がるのはゆっくりでいいと思っていました。
けれどもゆうゆうをキラキラした目で首を持ち上げる姿を見て、
かのこの好奇心と共に、体作りも後押しできているのかなと、
親としても少し安心をしました。

<逆輸入されたシアツ>
では私が習ったDPプログラムとはなんだったのか?
単純に言うと、
ベビーシアツを鍼灸や整体に詳しく、また自然療法や手当にも明るいみきさんが、
独自に深めたプログラムだと認識しています。
詳しくはみきさんのHPに詳しいのですが、
ベビーシアツとは何か?
みきさんに教えてもらった書籍『バランシングベビーシアツ』によると、
30年前、ドイツの理学療法士のカリンさんが、
「私の母はこんなふうにしていましたし、実際効果があります」と言って
日本のお母さんが赤ちゃんを指圧する様子をビデオ録画し、
東洋の臨床と西洋の知識(発達生理学と発達心理学)をミックスしたのが、
バランシング ベビーシアツとのことでした。

つまり指圧という日本の昔ながらの習慣が西洋に渡ってブラッシュアップし、
具体的な説明力を兼ね備えて再び帰ってきた「シアツ」。
レイキもそうだけれど、日本の古い習慣の逆輸入パターン、多いですよね。
世界で認められた日本の習慣、のような気がしています。
かつてのアフリカの赤ちゃんは、常に母親に抱かれさすられていたので、
自立が早いと聞いていました。
ベビーシアツはその日本版なんだと思います。

<手当てという愛情>
そもそも我が家では、体つくりは大事にしようという方針でした。
というのも、知り合いの整体師に聞いた話ですが、
「最近、進学塾で子供への姿勢を教える仕事が入る。
彼らは姿勢ができておらず、
それゆえ、長時間座って勉強することができない。
塾講師から、姿勢指導の依頼がくる」とのことでした。
ですので、
子どもが興味のあることを集中力が切れるまで
思いっきり没頭できるように、
姿勢だけは整えてあげよう、と考えていました。
また大人でも肩が凝ったら肩に手を当てるように、手を当てることが
治癒や発達の促しになることは、わかっていました。
ですので、お母さんの手で赤ちゃんに効果的にたくさん触れてあげたい。
ましてや無理のある動きをさせることで、赤ちゃんの体に逆効果になっては
いけないと考えていました。

その両方を兼ね備えたのがDPプログラムでした。
またタッチングは体の成長とともに、心の成長にもつながるとのことです。
例えばコミュニケーション能力が上がるとか、
自信を持って自分の人生を歩めるなどと、
かなり具体的な内容でした。

人の成長は「比較」ができないので
実際のところ、どうなのかはわかりません。
もちろん気休めかもしれません。
ですが、4ヶ月前には私のお腹の中にいた赤ちゃん。
その時は羊水で包み込んであげていたけれど、
今は私の手で直接触りながら、
彼女にとって最良の人生になることを念じられる。

私の手が、彼女の健康と、充実した人生へのステップに
なることを念じて、
毎朝彼女を手当てしています。

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