4ヶ月、うつぶせ期のおむつなし育児③―家族の協力体制―

<協力体制が必要>
妊娠中からおむつなし育児の講座に行き、
「0歳からおまるでシーシー!」と結構気合が入っていた私。
一方でパートナーや両親は、
「赤ちゃんはオムツでおしっこをするもの」
という認識でした。
思い起こせばかのこが誕生して間もない頃、
私自身がおまるをうまく使いこなせず、
おまると格闘していたら、
私の横でパートナーは、
かのこに
「赤ちゃんは、オムツでおしっこするんやでー」と
ニコニコと話しかけつつ、
甲斐甲斐しく布オムツを交換してくれていました。
両親の考え方がこの時点で違ったわけですが、
まずはこの足並みを揃えることを試みました。
なぜなら、私はおむつなし育児をお母ちゃん一人ではなく
家族みんなでトライしたかったから。
お母ちゃん一人頑張って、かのこをシーシーと捧げたところで、
周囲の家族がおむつスタイルであれば、
かのこがオムツの外でおしっこをする習慣はつかないかもしれない
それに一人で頑張るお母ちゃんも消耗する。
それに二人の足並みが揃っていないと混乱するのはかのこの方。
自分自身、おまると格闘しつつ、
パートナーをおむつなし育児に理解をしてもらうタイミングを狙っていました。
<夫をおむつなし育児に参加してもらう作戦>
首も座り、本格的にやり手水を始めて約1週間。
朝のおしっこキャッチが習慣になりつつありました。
「出来る」という自信がついたタイミングで、
パートナーにそのオムツなし育児に協力してもらうべく、
面白さを伝える作戦をこっそり始動。
それは、
①確実にシーシーが出る朝
②おまるではなく開放的なシンク台所で
③私の最大限のノリノリで
 「シッシー♪あ〜〜出た〜〜かのこ、えっらーい❤️」
 と、シーシーさせること。
朝だと成功率も高いので、簡単そうに見えるし説得力もある。
台所は、おまるよりも開放的だから、おしっこしたことが大人にもよく見える。
それにシーシーしたら、シンクに「トポトポトポ〜」という音が響いて、
離れたところいるパートナーにも聞こえる。
最大級にノリノリなのは、楽しくするとかのこもご機嫌になって、
おしっこをしてくれるから。
おしっこはヘラヘラ〜って緩んだ時に出るから、
「おしっこ出しなさい!」って言われて出るものでもないし。
そしてそばにいるパートナーにも「面白いことに寄りたい」と思ってもらうため。
ちなみに、我が家は衛生感覚はハードル低めです。
洗ったらOKという感覚で、
台所でも気にせずシーシー&ウンウンしています。
その作戦の結果、
夫もかのこを捧げて、オムツの外でおしっこをさせるようになりました。
ほんの初めは
「まだウンチは出させていなくてー」と
私の両親に言っていたようですが、
1週間もしないうちに、うんちも自然に出させるようになっていました。
私の両親の前でも積極的に捧げてくれたのはありがたいこと。
しょっちゅうかのこを捧げてくれるようになりました。
<両親の協力>
かのこは、しょっちゅう私の両親、
つまりかのこのおじいちゃんとおばあちゃんに遊んでもらっています。
ですので、おじいちゃんとおばあちゃんの協力も欲しい。
この協力を得るのは、すごく楽でした。
私もしょっちゅう捧げるし、
夫もしょっちゅう捧げる。
夫婦の足並みが揃っていたので、
おじいちゃんとおばあちゃんも、それにすんなり合わせてくれました。
夫婦の足並みが揃っているって大事ですね^^!
周囲に波及するのも楽チン。
最初は「不安定そうで怖い」と言っていたので、
まずは横から見てもらうことに。
といってもそもそも私が幼児の頃、
やり手水でおしっこをさせてくれていた両親ですから、
すぐに捧げるようになってくれました。
ただ最初はかのこも抵抗があった様で、
捧げても、すぐにおしっこをしてくれない。
「おばあちゃんとおしっこするの初めてだから、いやー」
となっていました。
けれどもおばあちゃんもノリノリ作戦を遂行してみるとかのこも安心して様で、
すぐにシーシーする様になりました。
おばあちゃんは、手際よく、かのこのご機嫌を取りながらシーシー。
おじいちゃんは、本気でかのこと一緒にウンウン、シーシー言ってくれ、
「わしの方が、おしっこ出ていまいそうやわー」と言っています。
その光景は、ともかく微笑ましく、嬉しいものです。
<母乳はお母さん、排泄はみんなで>
人間にとって、体から出すことと体に入れることは生命線。まさに生きること。
体に入れる事、つまり母乳は私しかでないけれど、
出す事の排泄行為のサポートは私以外でもできること。
排泄という生の体に触れること、
それで全体の子育てがそのように変わるのか、
楽しみに思います。
おじいちゃんとおばあちゃんが、
「かのちゃん、そろそろシッシーしよーかぁ^^」と
優しくオムツ外している光景、
シッシーに成功して、
「わーかのちゃん、すごいなぁー!!上手におしっこするなぁー」
と、本気で喜んでいる姿。
かのことお散歩から帰ってきたパートナーが
「シッシー、2回したよー」と声をかけてくれる。
かのことお散歩に出かけようとするパートナーに
「かのこ、5分くらい前にシーシーしたからね」というと、
「そしたら15分後くらいに捧げるわ」と言ってくれる。
朝の忙しい時、
「今捧げないと多分オムツでおしっこしちゃうけれど、でも今、手を離せない」と
思ってかのこの方をみると、
パートナーが「シッシーしよかー」とオムツを脱がしてくれている。
とてもとても幸せな事だと思います。
オムツの外でおしっこをして快感に思うのは、
どうやらかのこではなく、大人のよう。
かのこの排泄にみんなで向き合う。
とても幸せな事だと思います。