離乳食は「栄養補給」ではなく「食事を楽しむ」ためにある

生後5ヶ月。やっと授乳に慣れてきたと思ったら、
次のステージ、離乳食の時期に近づいてきます。

離乳食が始まると、
与える食材はこれでいいのかなとか、
嫌がってうまく食べてくれないとか、
作るの手間が大変だなどという
悩みもでてきます。
そして育児書をみても、書いてあることが微妙に違ったり。

そんななか、
私は手抜き&ゆるい考え方で
ノンストレスな離乳食ライフを楽しんでいます。
子どもの満面の笑顔が見られるから、

毎回の食事の時間がとっても楽しみ。
そんな我が家の離乳食スタイルを書いていきます。

1 離乳食はいつから始める?母子手帳の5ヶ月VS医師の9ヶ月


そもそも、離乳食はいつから始めれば良いのでしょう。
母子手帳をみると、生後5ヶ月頃と書いてあり、
4ヶ月健診にいくと、離乳食講座の案内があります。

一方、全国にファンがいる高野弘之先生は、
生後9ヶ月からスタートしても良い、と力説。
(高野先生の講演)

母子手帳は生後4ヶ月、医師は生後9ヶ月、
その差は5ヶ月間・・・・。
相当異なります。
しかも生後4ヶ月の赤ちゃんの「5ヶ月」って、
生まれた時間よりも多い・・・。

結局離乳食は、いつから始めるのがいいのか・・・?
5ヶ月?6ヶ月?7ヶ月?8ヶ月?9ヶ月?

広すぎます・・・。


よくわからなくなったので、
私が出した結論は、

始める時間はお母ちゃんが決めればいい!!

でした。


2 「○ヶ月目スタート」ではなく、「○○をしたら離乳食」を

専門家でも意見が分かれる離乳食スタート期。
我が家では色々な意見を参考に、方針を決めていきました。

いいよそ離乳食はできるだけ遅く始める、ということに一致。

というのも、早すぎる離乳食がアレルギーの原因になる、
という話を聞いていたからです。

じゃあいつからはじめたらよいのか?

まずベースに置いたのが、
子育ては数字じゃないよ、◯ヶ月じゃないよ。
子どもそれぞれのペースがあるよ、
という言葉。
たしかに、子どもの生育って、ものすごくバラバラ。
○ヶ月にこだわるのはやめて
かのこを見てきめよう、
という認識になりました。

そこで基準にしたのが、かのこの成長。
とくにハイハイ
ハイハイができたら腸が成長してきた、というサイン、
という話を聞き、それを採用することにしました。
ハイハイは背骨も鍛えられていくし、
お腹を少し捻るから内臓も鍛えられているはず。
ハイハイの時期にはお座りもするから腰もしっかりしてくる。

それにハイハイをする時期って目安では8ヶ月くらいというので、
時期も5〜9ヶ月の間でぴったり。

というわけで
ハイハイをしだしたら離乳食をあたえよう、
おおよそ、8ヶ月くらいかな〜と
思っていました。

ちなみに我が家では家庭菜園をしているのですが、

自然農の種まきの考え方で
「菜の花咲いたら、ジャガイモを植える。」

「桜が満開になったら、人参・大根・葉もの野菜を蒔く」
という言葉があります。

野菜の成長も赤ちゃんの成長も、同じ。
○○がしたら○○をという方針を採用し
ハイハイをしたら離乳食を、というスタイルにしました。

3 栄養補給ではなく、食べる楽しさを伝える離乳食

さて離乳食のスタートは遅い目スタイルを採用するも、
レシピのリサーチなど、予習は早いうちからしていました。

かぼちゃの裏ごし

ほうれん草の裏ごし
りんごの葛煮

どれも手間がかかる・・・。

それに裏ごしも葛煮も、ちょびっとだけ作る、
というのができない料理。

あかちゃんが泣くのをなだめながら、
またはお昼寝の隙をねらって
一生懸命作った離乳食。

なのに赤ちゃんが食べる量は少しだけ、
しかも気分によっては食べない日もある。
つまりお料理が余って、捨てるのは目に見えている。。。

(捨てたくないから、食べようとはするんだけれどね)
必死で作る→食べてくれない→捨てる→でもまた必死で作る→(続く)

こんなことをしていたら、

離乳食がつらくなってしまう。

そこで発想の転換、考え方を変えてみました。

離乳食の目的って、食べること??

離乳食のスタート期は、
1日に何回もミルクも飲んでいるので、
栄養補給の基本はミルク。
離乳食ではありません。

じゃあ、何のために離乳食か?
と考えると

「食べる」ことができるようになるための離乳食

栄養補給が目的ではなく、

「食べる」って楽しい!

を思ってもらうための離乳食。

というわけで、我が家の離乳食の方針は、
「食べる」ことが目的ではなく、
「楽しく食べる」ことが目的になりました。

4 離乳食は手抜きレシピ〜7ヶ月目に本格スタート〜

できるだけ遅くしたかった離乳食ですが、
結局6ヶ月半をすぎたあたりから始まりました。
というのも、頻繁に祖父母の面倒を見てもらっており、
祖母があれこれ調べて離乳食を作ってくれたからです。


離乳食の目的は、
子どもも楽しむこと、親も楽しむこと、
ですから、
多少は早くに始めても問題なし。
嫌がったら無理にあげさせないでね、
とだけでお伝えし、
水分たっぷりのおかゆを食べさせてくれていました。

そしてかのこは7ヶ月目になってすぐにハイハイを始めたので、
7ヶ月目から離乳食開始。
予想よりも少し早い目のスタートになりました。

5 我が家の離乳食

7ヶ月になったころには
大人が食事をとるのをじっとみて観察していたので、
「食べる」ということに興味津々。

また
咀嚼、嚥下はさせませんでしたが、
唾液の分泌を促すために
歯固め以外にもいろんなものを「しがませて」いたので、
(また書きますねー)
唾液の分泌は十分。

離乳食を遅らせているものの、
じつは狙っていたのはここで、
唾液の分泌が多ければ、
裏ごしとかの必要はなくなる。

というわけで、
ハイハイもできたし、唾液もよく出ているし、
いよいよ離乳食を始めることにしました。