<排泄物が愛おしい>
新生児のおむつなし育児は
早々に諦めてしまった新米お母ちゃんですが、
おむつを何度もとったり外したり、
おまるをあてたり外したりしているうちに、
明確な心情が出てきました。
それは
オシッコ・ウンチがめちゃくちゃ愛おしいということ。
授乳って思いの外、消耗するんです。
新生児の頃は1回の授乳に時間もかかるので、
すぐに30分くらい経ってしまう。
それが終わるとヘロヘロに疲れてしまう。
2ヶ月になって多少はマシになったけれど、
やっぱりしんどくって、
長―い授乳時間が終わると、大きなため息。
そんな私にとって、
かのこのおしっこやウンチは、
私の励みでした。
私が食べて飲んだものから母乳を作り
それを頑張って吸ってもらう。
かのこは母乳を体の中で自分の成長として使って、
その最後がおしっこやうんちとして排泄される。
まさに
私の授乳の賜物❤️
かのこの成長の証❤️
湿ったおむつも、
ウンチで汚れたオムツも、
私の癒しであり、労りでした。
そしてキョウちゃんには
「かのこのおしっこ^^!うちの母乳の進化形!!」と
頻繁に目視確認を要望。
ともかく、ウンチやおしっこが嬉しくて仕方なくなりました。
ちなみにウンチとかおしっこという言葉、
妊娠中は絶対に人前では言いませんでした。
むしろ人前で言ってはいけないと思っていました。
けれども今はそのような抵抗はなくなりました。
むしろその逆で
何度も言いたいと思うようになりました。
自分自身でもこの変化には驚きです。
<赤ちゃんのウンチは「汚れ」ではない>
赤ちゃんのウンチについての、
先輩ママさんが言った、素敵な言葉があります。
その日は妊婦さんや先輩ママさんの集まりで、
布オムツの話をしていました。
妊婦さんが「ウンチの汚れは、どうやってとれますか?」
という質問に対し、先輩ママさんはその質問に答える前に、
「ウンチは『汚れ』ではなく『しみ』だよ」
とおっしゃっていました。
確かにその通り。
汚れ、とか、汚いもの、とかそんな感覚は全くなくて、
「しみ」っていう感覚が一番近い。
確かにすんなりと取れなかったりするから面倒に思うときはあるけれど、
ウンチを落とす作業に嫌悪感など全くなく、
いい気分でゴシゴシしていました。
<排泄物も育児の楽しみ>
排泄物を愛おしいと思う。
こんな気持ちになることは想像していませんでした。
その変化そのものが私にとってはとても可笑しいのですが、
赤ちゃんと接する面でも、プラスに作用していると思います。
もし、排泄物を汚いと思っていたら、
おむつの交換も汚い作業になってしまう。
おむつを汚いものとして扱ってしまう。
けれども赤ちゃんの排泄物が可愛いので、
おしっこやウンチの世話が全く苦にならない。
授乳もおむつ洗いもおんなじくらい楽しい。
もしかしたらかのこが5歳になってうっかりパンツの中でウンチをしても
10歳になってもうっかりおねしょをしてしまっても、
排泄物が嬉しかった今の気持ちを思い出して、
クスって笑えるかもしれない。
一つ一つの世話を楽しんでするだけで育児は、
ぐっと楽になると思います。
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