家族で食事ができる職業

今日は滋賀県までマルシェへ。そこで働き方とか価値観についてはっとさせられることが多くありました。

道中、車で高級住宅地を通ったとき、「ここにはどんな人が住んでるんだろうね」と呟きました。
羨望の思いも少しはあったかと思います。
それに対しキョウちゃんは
「俺らとは大事なモノが違う人たちが住んでいるんや」
と。その言葉に私は結構納得してしまいました。
曰く、インド人の位が低い人が行った言葉のようですが、
羨ましいというよりも、単純に違うだけということの方が納得しました。

そしてマルシェにて。顔見知りの農家さんに出会ったので、初めてゆっくり話をしました。彼の経済学部を卒業してから、農業を志したとのこと。その理由を尋ねると、
「就活をしているときに、家族と一緒に食事ができる職業に就きたいと思った。すると農家だった」
とのこと。なんてすてきな考えだろう。この男性と結婚する女性は、幸せだと思う。

そんなことを思い巡らしているうちに思い出した、数年前に育休で休む親友が、けろっとにこやかに言った言葉。
「働きたくないねん」
その言葉を聞いたその時の私は、「彼女は子供を産んで、しんどい仕事はしたくない、楽をしたい、家でゆっくりしていたいと思うようになったんだな」と思いました。
でも今ならもっと正確に彼女の言葉が理解できる。
彼女の思いは、
「外でお金稼ぎよりも、家で子供たちの発育や、夫の健康に自分の力を注ぎたい」
そのような感情だと思います。

こんなことを書いている私も、新しい価値観にどんどん気がつくのを感じます。

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