その週末、妊娠したであろうことを親友(4児のママ)に伝え、
京都の出産に関する情報を教えてもらいました。
そして週明けの月曜日の朝、
この赤ちゃんをどこで産むか、つまり助産院を選ぶことにしました。
(もちろんだけど経産婦さんはこのステップはない。産む前に選んでおけば、もっとスムーズだったのかも)
そもそも病院で産む選択肢は私にはなかったので、
「京都」「助産院」で検索しました。
そこで目に留まったのが
「海(まある)助産院」。
宮川さんという助産師さんの、助産院でした。
親友に教えてもらったHPでも名前を見た気がするし、
時々行くスーパーにもチラシを見たことがありました。
早速電話をかけてみるものの、繋がらない。
知らない電話番号に、かけ直してもらえるかなぁと思っていたら、
数時間後に折り返し電話がありました。
「多分、妊娠したと思います。生理が来なくて、体調も変化も感じるので」と私の状況を伝えると、その場でたくさんのアドバイスをくださいました。
「まずは産婦人科に行ってね。母子手帳を発行してもらわないといけないから。」
(助産院では母子手帳の発行手続きができない)
「母子手帳が発行されたら、私のところ(海助産院)で産めるか相談しましょう」
「いま産婦人科に行ってもまだ赤ちゃんが小さすぎるから、また足を運ばないといけなくなるよ。最終月経日から遡ると、再来週に行けばいいよ」
「骨盤のストレッチ?どんどんしたらいいよ。気持ちのいい体勢を見つけてね」
「そのほか、気になることはない?つわりは?便秘は?」
と、30分以上も今後の流れを電話で話してくれました。
「今、雇用の関係で受け入れると言えないのだけど、もしご縁あって私を選んでくださるなら、全力でサポートします」
とおっしゃってくださいました。
この電話がもたらしてくれた安心感が決め手になり、
「私は宮川さんと産む!」
と心に強く思いました。
これが私の大事な妊娠生活をサポートしていただく、宮川さんとの出会いです。
・・・・・・・・
後から考えても、この電話はとても重要でした。
というのも、産婦人科には検診のたびに何度も行ったけれど、
こんなに話をしてもらったこと、聞いたもらったことはありませんでした。
病院の検診は、おおよそ15分くらい。
まず体重を量り、10分ほどエコーの診察。
その後、お話が2、3分ほど。
お話といっても、体重の数値を伝えてもらい、
あとは検査結果と次回の予約。
検査結果も大事だけれど、
2、3分の間で、安心したり、ワクワクしたり、
妊娠を嬉しく思ったり、出産を楽しみに思ったり、心に響く言葉を
かけてもらうことは、残念ながらそのありませんでした。
それどころか、2回も「体重増加」を指摘されて、泣けてくるくらい妙に落ち込んだ。
(だって、食生活は自分なりに気をつけているけれど、自分の体が勝手に変化していくんだもん。どうしていいのかわからない。)
そんな中、エコーの写真を見るのは、大事な楽しみでした。
話は戻って
診察料も払っていなければ、直接お会いもしていないのに、
30分も時間をとってくれた宮川さん。しかも宮川さんからのお電話で。
その30分で、これからの大まかな青写真が描けたし、
また宮川さんと時間を過ごしたいなぁと思いました。
コメントを残す