モロッコの夜、スプーンのオイル(カサブランカ1日目(10) 8/29)

ホテルのオーナーに「カフェでお茶をのみたい」と言うと、
「いいけど、ブラックコーヒーしかないから眠れなくなるよ」と。
「疲れているか関係ないよ」といい、濃いコーヒーを飲む。
美味しいかどうか分からなかったけれど、
何か飲みたかったからありがたかった。
ものすごい冒険をして来た気分。
ここに着いたのは15時で、今、21時半。
ほんの数時間前に来たばかりなのに、
この広場が懐かしくも思う。
日記を書きつつ、2時くらいになって、ようやく眠たくなる。
シャワーを浴びて、3時間ほど眠る。
眠りが浅いのは、程よい緊張感を保てている、ということ。
私にとってはよい傾向。
モロッコに来て、何を感じたかな、と考える。
まず、日本人が いないことに驚いた。
ドバイからカサブランカの飛行機で老夫婦を見たきり、
空港を出てから、誰一人会わなかった。
中国人に間違えられることは多かったけれど。
ちょっと寂しく思う。
初めてのアフリカ大陸。
いわゆる、ちょっと治安の悪いところ。
初めての外国一人旅にしたら、
なかなかチャレンジャーだったのかも。
不安になるから、あんまり考えなかったけれど。
スリに合うかもしれない。そもそも道なんてわからない。
 けれども怖がってばかりでは前に進まない。
現地の人と触れあうことは、かけがえのない時間になるから。
アルケミストでちょうど読んだ箇所。
>スプーンのオイルをこぼさないようして、屋敷の装飾を楽しみなさい。
私の好きな言葉。
バランスさえとることができれば、必ず両方たのしめる。