おむつなし、実践と変化

<色々試した実践編>
捧げれば捧げただけ、発見があるおむつなし育児。

いつ捧げれば良いか、
どれだけ捧げれば良いか、
やってみてかのこはどのように変わったか。

気がつくことをまとめてみます。

<捧げるタイミング−習慣編−>
やり手水スタイルで捧げるタイミングは、ざっとこんな感じです。

・朝、起きた後
・お昼寝から起きた後
・授乳後
・授乳して10分後くらい
・お散歩の前
・お散歩の後
・大きいプーの後
・前のおしっこから15―20分後

このタイミングで、オムツを外して捧げるだけ。
調子が良ければ、8割程度、キャッチできます。

ではなぜこのタイミングか。
それは大人がトイレに行くタイミングだから。
・朝起きて、トイレに行く。
・食事を摂ってしばらくしてからトイレに行く。
・外出する前後にトイレに行く。

赤ちゃんだからと考えるのではなく、
シンプルに「人間として」と考える。
単純に「うちら大人」と同じように扱ってあげればいいのです。

<捧げるタイミング−感覚編−>
次は、感覚に従って、捧げるタイミングです。

・「そろそろおしっこしてくれるかなぁ」って思った時
・「おしっこ」という言葉がふと頭に浮かんだ時
・自分がトイレに行きたくなった時

めちゃ曖昧で、いわゆる「母の勘」に近いかも。
根拠はゼロだけれど、捧げてみると、排泄はゼロではない。
むしろ半分以上してくれるから、結構高い確率です。

捧げてみて、9割程度当たっている日は、冴えている日。
一層面倒がらずに捧げつづけると、どんどんヒットしていきます。

捧げてみて、半分以下の日は、お互い息が合わない日。
継続してみてもいいけれど、
「今日はオムツでもいいや」「今日のおむつなし育児は休憩」
と割り切るのも正解です。

<やめるタイミング>
やり手水スタイルで捧げてみて、すぐに出ることはとてもまれ。
ですのでおしっこが出るまで、数秒かかります。
大人だっておしっこならまだしも、
ウンチはしばらく踏ん張らないと排泄できないもの。

少なくとも10秒くらい、嫌がらなければ1分くらいは、
「シーシー出るかなぁー?出ないかなぁ?」と待ってあげます。

おしっこをした後まだ踏ん張っているなら
うんちに継続する可能性が大なので、しばらく捧げます。

そして捧げ終わるタイミングは

・泣いた時
・動き始めた時

最優先なのは、泣いた時。
「おしっこ(ウンチ)は気持ちい」と知ってもらいたいので、
嫌がったり泣いたりしたらすぐに止めます。
苦手意識を持って欲しくないので。
また動き始めて、
やり手水スタイルをキープするのに力が必要になったしまった時も、
やめることにしています。
だって大人だって、
締め付けられた状態で排泄なんてできないから。
あとはあくびをした時や、他のものに興味を持った時も止めます。
ともかく赤ちゃんが「したい」と思う気持ちを最優先しています。

<排泄の変化>
おまるのやり手水スタイルで排泄するようになって、
排尿、排便、かのこのご機嫌など、
いくつかの変化がありました。

まず、やり手水でおしっこをさせていると、
一回の排尿が増えた気がします。
というのも、ちょろちょろちょろーというのが数十秒続く時があるから。
もしこの排泄が、
寝転んだ体勢のままおむつの中で出したのなら、
少量を何回も漏れるように排泄していたのではないかと思います。
つまりやり手水で捧げてあげることで、
ジョーーと勢いよく排泄する感覚を
体感しているのでしょう。
「ちびちびと漏れる」ことが排泄ではなく、
「おしっこをする」という行為を認識し、
しっかり出し切ることが排泄だということを
知ってほしいなと思います。

またうんちの変化もありました。
それは何と言っても便秘解消。
かのこは2、3日に一度、思いっきり踏ん張って
大量の排便をする、というパターンが多かったのですが、
それがガラリと変わりました。
毎日1〜4回の排便があるようになり、
踏ん張ることがなくなり、スムーズに排便するようになりました。
大人がしゃがんで排便するように、
赤ちゃんもその体勢、つまり直腸と大腸がまっすぐになる体勢が
排便に適しているのでしょう。
体をうまく使うことを、促してあげたいと思います。

そしてこれは私の母に言われたのですが、
かのこの機嫌がいい時間が増えたようです。
たまたまかのこの機嫌が良かったのか、
それがおむつなし育児のおかげなのか正直言ってわかりませんが、
もしおしっこをキャッチすることでかのこが喜んでいるのであれば、
母親としてうれしく思います。