『母子手帳のワナ』高野弘之、離乳食編−楽な育児のために−

先日の高野先生の講演会のまとめの続きです。
離乳食がスタートしたお母さん、
離乳食を作るのが大変におもったり、
うまくいかないと悩んだり、
不安になったり。
そんなふうに一生懸命になりすぎてはいませんか?
お母さんにとって楽な離乳食、楽な育児をしましょうね〜
というのが、講演会最後のテーマでした。

ただ、話を聞いていて 
「あ、わたし満点〜〜♪」と思ったのでメモはとらず。
記憶をたどりながら、まとめていきます。

1 「歯ぐきでつぶせる固さ」「歯ぐきで噛める固さ」って、どう違うんですか??

まず、高野先生、
やっぱりトークがお上手でした。

おもしろおかしく

「今の母子手帳には、
5、6ヶ月頃=なめらかにすりつぶした状態
7、8ヶ月頃=舌でつぶせる固さ
9〜11ヶ月頃=歯ぐきでつぶせる固さ
12〜18ヶ月頃=歯ぐきで噛める固さってありますね。

 舌でつぶせる固さ 」
  「歯ぐきでつぶせる固さ 」
  「歯ぐきで噛める固さ 」
これ、どうやって見分けていますか?! 

歯が生えているみなさん、
  「歯ぐきでつぶせる固さ 」 
 「歯ぐきで噛める固さ 」
これってどうやって確認するんですか??


たしかに笑!
大体の柔らかさは想像できるけれど、
「つぶせる」「噛める」の違いはわかりません。
咀嚼って噛み潰すことだから、その差はどれだけあるのか。
改めて考えると、
この柔らかさの表記ってもう逆にわかりにくいと思います。

といいつつ私、
こんなふうに考えて、〇分粥とか作ったことありません。
固め、柔らかめ、超適当です。

2 離乳食パウチーを売りたい人はだれか?

やはり離乳食ときいて想像するのは、
あの種類豊富な離乳食パウチー。

それについても高野先生は一蹴でした。

「離乳食について書いているモノ、たとえば有名な雑誌とか。
 その離乳食コーナーは誰が説明していますか?
 だいたい離乳食のメーカーさんですよね。

 よく考えてくださいね〜
 離乳食メーカーの社員さんが説明するんですよ。
 そしたらその説明は、
 必然的に、パウチーなどを買わせるように
 もっていくのは当然でしょ」

ハイ、それはあたりまえ。
私も大学の講義でよく話してる。

「母子手帳には離乳食は5ヶ月頃スタートとありますが、
 僕は9ヶ月頃スタートでいい と思っています」

ハイ、わたしもそう思っていました。
できるだけ遅らせてやろうと。
それには身体上の理由があるのですが。
でも予定は狂うもの。
ただし実際はもっと早く始まってしまいました^^;

3 離乳食がお母さんのストレスにならないように

高野先生の素敵なところは、
まずはお母さんの気持ちを大事にしてくれるところ。

「書籍を参考にしたり
 説明や講習会を受けて、
 一生懸命作った離乳食。

 なのに
 子どもは食べてくれない。
 だからストレスになる。
 なんでせっかく作ったのに食べてくれないの〜!?!?って思う。
 そして子育てが大変で不安になる。

 そうじゃないんですよ。
 僕はもっと楽に子育てをしてほしいと思っています
 離乳食っていうのは、大人のご飯をちょっと取り分けて
 それでいいんですよ

最後の内容はだいぶあやふやです。
高野先生が繰り返されたことは、

お母さんが楽になるように、

ということ。
ともかくそれを強調されていました。


ほんとその通りですよね。
完璧だけどめっちゃがんばってて、
でも疲れた顔、こわばった顔で赤ちゃんを見ても
子どもは笑ってくれない。

一方、ほどよく手抜きをして こにに接していたら
赤ちゃんは笑いかけてくれる。

ちなみにうちのところは、
離乳食の悩みは全くありません。

毎回ご飯の時間が超楽しみ。
かのこも
キャーキャーはしゃぎながら、
「もっと食べる!」って元気いっぱい!

手間は、まったくかかりません。
残り物もほとんどなし。
残飯を捨てることもありません。

じゃあストレスがない離乳食ってどんなものか?
具体的な離乳食の仕方は、講演内容と混ざってしまうので、
別の記事に書きます^!